ヘッドホンアンプは、ヘッドホンを駆動させるのに最適化されたアンプ(増幅器)です。スマートフォンやタブレット、パソコンに標準装備されているヘッドホン出力でも音楽を聴くことができますが、専用のUSB DACを内蔵したヘッドホンアンプであれば、より高音質でサウンドを聴くことができます。コンパクトなバスパワータイプのモデルであればスマートフォンなどと一緒に持ち歩くことができ、外出先でも高品位のリスニングをおこなうことができます。
「FiiO KA1」
「FiiO KA1」は、デジタルオーディオ製品のなかでも特にポータブルオーディオ製品の開発に注力している「FiiO」ブランドから登場したコンパクトなポータブルUSB DACヘッドホンアンプです。
DACチップは、ESS Technology社製の統合型DACチップ「ES9281AC PRO」を採用しています。「ES9281AC PRO」は、USBオーディオインターフェース、DAC、ヘッドホンアンプがワンパッケージ化された新世代DACチップです。PCM384kHz/32bit、DSD256(Native)に対応していながら、低消費電力による高効率化を実現しています。
インターフェイスはUSB Type-C端子を採用し、バスパワー駆動に対応しているので、ケーブルを接続するだけで使用することができます。USB Audio Class 2に対応し、Windows、Mac、Android、iOS等の幅広いプラットフォームにおいて、ドライバーインストール無しでPCM384kHz/32bit、DSD128(DoP)の再生が可能です。また、FiiO Music Appなどの対応アプリや、ドライバーをインストールしたWindows PCなどではDSD256(Native)の再生をサポートしています。
MQAレンダラー機能を搭載し、AudirvanaやRoonなどのメディアプレーヤーやTIDALアプリなどと連携することでMQAの理想とするレゾリューションでのリスニングが可能です。
金メッキを使用した高密度(HDI)多層基板による緻密な回路設計により、コンパクトな筐体ながら、SN比 114dB(32ΩA)以上、THD+N 0.0005%(32ΩA)未満、出力45mW(32Ω時)とポータブルDACとして音質も追求されています。
筐体は金属製が採用され、高い質感と放熱性が両立され、長時間の再生でも安定して使用することができます。本体にはRGBインジケーターが搭載され、LEDのカラーで再生中のオーディオフォーマットとサンプリングレートを視覚的に確認することが可能です。
本体と端子間のケーブルには銀メッキ単結晶銅の高品位ケーブルが採用されています。ヘッドホン出力端子は3.5mmシングルエンドヘッドホン出力が装備され、推奨インピーダンスは16~300Ωです。本体サイズは約幅40×高さ8×奥行き15mmで、本体重量は約10gです。付属品としてUSB A to タイプCアダプターなどが同梱されます。また、後日にはLightning端子モデルも登場する予定です。
コンパクトでありながらPCM384kHz/32bit、DSD256(Native)の再生に対応したヘッドホンアンプ「FiiO KA1」で、外出先でも高品質のサウンドを楽しみませんか。
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