「aptX Adaptive」は、Qualcomm(クアルコム)が開発したBluetoothオーディオコーデックの一つです。高音質のaptX HDや低遅延のaptX LLなどを統一化した規格で、通信環境に応じてオーディオデーター転送時のビットレートを自動的に可変させることができます。通信状態が良好な場合などは高ビットレートで高音質オーディオ伝送を行なったりすることができ、通信状態が悪化した場合などはビットレートを下げて音切れを低減し音質を維持しつつ安定したオーディオ伝送をおこなうことができます。「aptX Adaptive」コーデックによるデータ転送をおこなうには送信側と受信側の両方が「aptX Adaptive」をサポートしている必要があります。
「Creative BT-W4」
「Creative BT-W4」は、PC用サウンドカード「Sound Blaster」シリーズや、スピーカー、ヘッドホンなどを展開している「Creative(クリエイティブ)」から登場した「aptX Adaptive」をサポートしたBluetoothオーディオトランスミッターです。
次世代Bluetooth オーディオ コーデック「aptX Adaptive」をサポートしています。対応したイヤホンやヘッドホンと接続したときに安定したワイヤレス伝送をおこなうことができ、高品質・低遅延のサウンドを楽しむことができます。
インターフェイスはUSB Type-Cを採用しています。USB Type-C to USB Type-Aの変換アダプターも付属しているので、WindowsやMacなどのパソコンやPlayStaion 5、PlayStaion 4、Nintendo Switchなどさまざまなデバイスで使用することができます。プラグ&プレイ接続により、ドライバーなどのインストールは不要です。
ワイヤレスオーディオ再生用のBluetoothプロファイルA2DPのほかに、携帯電話・スマートフォンなどで用いられるワイヤレス通話用のHFPプロファイもサポートし、音声通話に対応したBluetoothヘッドセットなどの搭載マイクを使用することで音声通話もおこなうことができます。
家庭用ゲーム機に接続してボイスチャットをおこなう場合、Bluetoothヘッドセットのマイクを利用するとゲームオーディオもモノラルで再生されてしまいます。付属のアナログマイクをゲーム機のマイク入力端子に接続しHFPを無効に設定することで、A2DPによるステレオサウンドのままでゲーム音楽を楽しむことができます。
Bluetoothのバージョンは5.2で、対応プロファイルはHFP、AVRCP、HFP、対応コーデックはSBC、aptX、aptX Adaptiveをサポートしています。4台のBluetoothオーディオデバイスとペアリングすることができ、本体のボタン操作によって順次切り替えて接続・利用することができます。BluetoothヘッドセットやBluetoothスピーカーを利用シーンによって切り替えて使う場合などに活用することができます。
PC用ソフトウェア「Creativeアプリ」を使用することで、Sound Blasterオーディオ エンハンスメントのAcoustic Engineでのオーディオカスタマイズや、イコライザーでの音質調整などをおこなうことができます。BluetoothペアリングやBluetooth接続切り替え、アナログマイク利用時のHFP機能無効化などもおこなうことが可能です。
高音質・低遅延のaptX AdaptiveコーデックをサポートしたBluetoothオーディオトランスミッター「Creative BT-W4」で、さまざまなデバイスで快適なBluetoothワイヤレスオーディオを楽しみませんか。
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