ESS社製フラグシップDACチップ「ES9038PRO」をデュアルで搭載したヘッドホンアンプ「K9 Pro ESS」登場!

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ヘッドホンアンプは、ヘッドホンを駆動させるのに最適化されたアンプです。アンプはアナログ信号を増幅することでより大きな出力を作り出すことができます。つまり、ヘッドホンアンプはアナログ信号を増幅しヘッドホンに最適な出力を作り出すことでよりいい音でヘッドホンを鳴らすことができるデバイスです。USB-DACを搭載したモデルであれば、再生デバイスから音声データをデジタルで受け取ることができます。ヘッドホンアンプのDACは音質に特化した専用DACを搭載したモデルも多くあり、スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤー、パソコン内臓のDACより高音質のサウンドを楽しむことができます。

 

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「K9 Pro ESS」

「K9 Pro ESS」は、DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)、インイヤーモニター(イヤホン)などのポータブルオーディオ製品を主に提供する「FiiO」から登場したデュアルDAC構成のフラグシップヘッドホンアンプです。

ESS Technology製のフラッグシップDACチップ「ES9038PRO」を左右のオーディオチャンネルにそれぞれ1基ずつ搭載しています。「ES9038PRO」は1基あたり8ch分のDAC回路を搭載するDACチップで、本来別々に機能する8ch分の回路をすべて片チャンネルのためだけに使用しています。非常に高い出力を持ちながら、S/N比が129dB、THD+Nが0.00025%以下と極めて低ノイズかつ歪みのないオーディオ再生が実現できます。

ヘッドホンアンプ回路は、FiiOとTHXが共同で新開発したアンプ回路「THX AAA 788+」が左右のオーディオチャンネルに1基ずつ搭載されています。「THX AAA 788+」回路は、オリジナルの「THX AAA-788」アンプ回路と比較して50%以上出力が増加しています。放熱効率も向上し、ハイインピーダンス負荷のヘッドホンを駆動する場合には最大52Vppの出力が、ローインピーダンス負荷のヘッドホンを駆動する場合には2100mW(バランス出力時)まで歪みなく出力するポテンシャルを有しています。

最新世代のXMOSチップ「XUF208」と2系統の超高精度水晶発振器が搭載され、ジッターを極限まで抑制するデュアル・フェムトクロック構成が採用されています。USB接続時およびBluetooth接続時にはアシンクロナス動作のデュアル・フェムトクロックが使用され、光デジタル信号接続時および同軸デジタル信号接続時には高精度PLLクロックが使用されます。精密なクロックマネジメントシステムによって、再生ソースを問わない理想的なDAコンバートを実現することができます。

基盤レイアウトは分離レイアウトが採用されています。オーディオ信号が通過する、I/V変換部、LPFフィルター部、ボリュームコントロール部、バッファーアンプ部、プリアンプ部、アウトプットアンプ部の6段の回路の基盤内での干渉を最小限にし、信号の低ノイズ・低歪を実現しています。デジタル部とアナログ部の電源は完全に分離され、両回路間の干渉を効果的に遮断しています。各部に最適化された純度の高いクリーンな電源が供給され、高いS/Nと低域の力感を伴った高音質な再生を実現しています。

4チャンネルDAC、4チャンネルボリューム調整、4チャンネルアンプそれぞれに差動信号を流す完全バランス設計が採用されています。完全バランス設計により、各コンポーネント間の干渉が最小限に抑えられ、音楽の繊細さや音圧の強弱の変化を忠実に再現することができ、圧倒的な音質を実現しています。

ボリュームコントロールはADCボリュームコントロール方式が採用されています。ADCボリュームコントロールは、ノブの回転変化量をAD変換した値に基づいてアナログボリュームICを制御することにより音量調整を行います。左右の音量差(ギャングエラー)の排除と、ダイヤル操作による感覚とのズレを低減することができ、直感的な音量調整をおこなうことが可能です。

接続するヘッドホンやイヤホンに応じて、ハイゲイン、ミディアムゲイン、ローゲインの3段階のゲインを切り替えることで、最適なサウンドを得ることができます。高感度ヘッドホンでローゲインにした場合でもピュアハードウェアゲイン回路により、ダイナミックレンジと音楽性を損なうことはありません。

MQA Renderer機能に対応し、MQAコア・デコードに対応する機器と組み合わせることで、CDクオリティーに格納されたハイレゾ・オーディオデータを展開し、MQAの理想とする音質で聴くことができます。

SoCはQualcomm製「QCC5124」が搭載されています。BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LL、aptX Adaptive、LDACをサポートしています。ゲームやビデオで重要な低遅延とハイレゾリューション・オーディオで重要な高ビットレートの両方を満たすBluetooth接続を実現することができます。

デジタル入力端子は、USB Type-Bポート×1、USB Type-Cポート×1、同軸デジタル入力×1、光デジタル入力×1が、アナログ入力端子は、4.4mmバランスライン入力×1、RCAライン入力×1が用意されています。ヘッドホン出力は、4ピンXLRバランス出力×1、4.4mmバランス出力×1、6.3mmシングルエンド出力×1が、ライン出力はXLRバランスライン出力×1、RCAライン出力×1が用意されています。豊富な入出力端子によりDAC/プリアンプとしても利用することが可能です。

スマホ用アプリ「Fiio Control App」を使用することで、Bluetoothモードでないときもチャンネルバランスやスリープタイマーなどの機能をコントロールすることができます。

本体サイズは約幅200×高さ72×奥行き224mmで、本体重量は約2,700gです。付属品としてUSB A to Bケーブル、6.3mm to 3.5mm変換アダプター、Bluetoothアンテナ、交換用ヒューズ、ラバーフット、縦置き用スタンドなどが同梱されています。

 

デュアルDAC構成のフラグシップヘッドホンアンプ「K9 Pro ESS」で、低ノイズで歪みのすくない高音質のサウンドを楽しみませんか。

 

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