イヤホンは、耳に装着して音を聴くデバイスです。普通のスピーカーでも設置する場所や角度、高さなどのセッティングによって音の聴こえ方が変わるように、装着する人の耳の形状や、装着状態により音の聴こえ方が変わってきます。耳型を採取して作成するカスタムイヤホンであれば、装着状態もほぼ一定になり、理想の音質を再生することも可能ですが、一般的には手を出しづらい高価なものになってしまいます。デジタルテクノロジーによりリアルタイムで自動補正することができるイヤホンであれば、比較的手に入りやすい価格で、常に理想の音で音楽を聴くことが可能になります。
「TW-E7B」
「TW-E7B」は、楽器・音響機器のリーディングブランドであるヤマハから登場したアコースティック技術とエレクトロニクス技術を融合させた「TURE SOUND」に基づいて設計された完全ワイヤレスイヤホンです。
独自技術の「リスニングオプティマイザー」を搭載しています。耳の形状や装着状態、左右それぞれの耳の内部の音響特性など、装着者によって違いが生じる音の聴こえ方を補正し、常に理想的なサウンドで音楽を聴くことを可能にします。、ハウジング内部に搭載したインマイクで実際に耳の中でなっている音の伝達特性を測定し、リファレンスとする伝達特性と比較しながら、リアルタイムで左右それぞれのイヤホンの音を理想的な周波数特性に自動補正することにより実現しています。
「TRUE SOUND」の中核を担う筐体設計では、ヤマハならではのアコースティックチューニングのノウハウを活かした綿密な内部設計がされています。ドライバーユニットは、大口径10mmダイナミックドライバーが搭載されています。応答性に優れた振動版と大型ボイスコイルを採用し、豊かで余裕のある低音域再生と正確な音色の描きわけを実現しています。筐体内部は不要な振動や音の鑑賞が起きにくい構造とすることで、抜けの良い高音域再生と心地よい空間表現を可能としています。筐体のドライバー前面と背面に音響用の空気穴が設けられ、筐体内部の空気を綿密にコントロールすることで、ドライバーユニットの性能を最大限に引き出すことができます。
耳にしっかりとフィットするくぼみがハウジング部に設けられ、耳への圧力(ストレス)緩和にも配慮されています。イヤホン接地面を楕円形状にすることで、装着時にイヤホンを回転させてさまざまな耳にフィットさせることができます。5サイズのイヤーピースが用意され、耳のサイズに合わせて付け替えることができます。この3要素により、快適な装着感、密閉性を確保し、低音域から高音域まで幅広い音域を長時間楽しむことができます。
独自技術の「リスニングケア(アドバンスド)」を搭載し、聴覚保護に配慮しながら音楽を楽しむことができます。「コンテンツの音量」や「周りの騒音(フロアノイズ)」の変化をリアルタイムに解析し、音量やリスニングケアのパラメーターを自動的にコントロールすることで常に最適なバランスで音楽を再生することができ、過剰に再生音量を上げなくても高音質なサウンドを再生することができます。
独自のアルゴリズムを採用した「アドバンスドANC(アクティブノイズキャンセリング)」機能を搭載しています。音楽成分にもキャンセリング処理を掛けてしまう通常のANCと違い、インマイクで拾った音を音楽信号とノイズ成分にわけることで、ノイズ成分だけにキャンセリング処理を施しています。ノイズキャンセリング効果が音楽信号にまで及ぶことを抑制することができ、可能な限り音楽表現を保つ高精度なノイズキャンセリングを実現しています。
本体はヤマハ独自のエレメンタリズムに基づきデザインされています。大小2つの正円で構成され、装着時には小さな円のエッジを指先で感じることで、装着ポイントの指標のような役割を果たしています。大きな円は飛沫塗装を施し、小さな円はアルミニウム素材を採用することで、高い質感を実現しています。
音声の収音用に高性能MEMSマイクを搭載し、音声と雑音を分離して通話相手にノイズを伝えないようにするQualcomm社のcVc(Clear Voice Capture)機能を採用することでノイズの少ない明瞭な音声での通話性能を実現しています。「アンビエントサウンド」機能を搭載し、イヤホンを外さずに、外の音を取り込むことができます。「ゲーミングモード(低遅延モード)」に対応し、スマートフォンやタブレットなどのデバイスでゲームや動画視聴などの映像コンテンツを楽しむ場合に音と映像のズレを抑えて違和感なく楽しむことができます。
SoCは、Qualcomm社製のオーディオSoC(System on a Chip)を採用しています。左右独立伝送方式「TrueWireless Mirroring」に対応し、左右のイヤホンに直接音声データを伝送することができるので、音切れしにくく、快適なリスニングが可能です。ロールスワッピング機能に対応し、左右のバッテリー残量を判断し効率よくバッテリーを消費することができるので、長時間サウンドを楽しむことができます。
装着検出機能(インイヤーディテクション)を搭載し、左右どちらか一方のイヤホンを耳から外すと自動で音楽が一時停止し、再び装着すると自動で再生を開始することができます。スマートフォン専用アプリ「Headphone Control」を使用することで、「リスニングケア(アドバンスド)」のオン/オフやバッテリー残量の確認、イコライザーによる音質調整などをおこなうことができます。
連続再生時間は、イヤホン単体で最大約6時間、充電ケースを併用することで最大22時間音楽を楽しむことができます。急速充電にも対応し、10分の充電で最大約1時間再生することが可能です。Bluetoothのバージョンは5.2を採用し、対応コーデックはSBC、AAC、aptX Adaptibeをサポートしています。
イヤホン本体の重量は片耳約7.3gです。本体カラーは、ブラック、ベージュ、ダークブルー、ホワイトの4色が用意され、好みの色を選ぶことができます。IPX5相当の生活防水機能を備え、突然の雨や汗、水しぶきでも安心して使用することができます。付属品として、5サイズ(XS/S/M/L/XL)のイヤーピース、USB給電ケーブルなどが同梱されます。
独自テクノロジーにより音の聴こえ方を自動補正することができる完全ワイヤレスイヤホン「TW-E7B」で、いつでも理想のサウンドを楽しみませんか。
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