ヘッドホンアンプは、ヘッドホンに特化したアンプ(増幅回路)です。USB-DACを内蔵したモデルであれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの再生デバイスからデジタル信号を直接受け取ることができます。再生デバイスに直接ヘッドホンやイヤホンを繋ぐより高音質なサウンドを楽しむことができ、また、高品質なヘッドホンなども使うことができるようになります。
「FiiO KA2」
「FiiO KA2」は、デジタルオーディオ製品の中でも特にポータブルオーディオ製品を展開している「FiiO(フィーオ)」から登場した、4.4mmのバランスヘッドホン出力端子を搭載したバスパワー駆動の高性能USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプです。
DACは、CIRRUS LOGIC社製の統合型DACチップ「CS43131」をデュアル方式で採用しています。「CS43131」は、DAC・ヘッドホンアンプを1パッケージ化した統合型チップで、プリエコー、リンギングを最小限に抑える5種類の切り替え可能なデジタルフィルタの搭載や、DSDとPCM間の切り替えノイズを抑制する高品位なボリューム制御、接続された機器を計測して適切な処理を行うACインピーダンス検出機能など、音質優先の設計が行われています。PCM384kHz/32bit、DSD256(Native)に対応し、4.4mmバランスヘッドホン/イヤホンを駆動するのに十分な出力と、低消費電力による高効率化を両立させています。
コンパクトな筐体に4.4mmバランス出力端子を搭載しています。統合型DACチップのCS43131をデュアル搭載することにより、SN比=125dB(32Ω時)、THD+N=0.0005%(32Ω時)、出力153mW (32Ω時)を実現しています。
USB Type-C端子モデルと、Lightning端子モデルの2モデルが用意されています。両モデルともにバスパワー駆動に対応し、充電不要で使用することができます。USB Audio Class 2をサポートし、Windows、Mac、Android、iOSなどの幅広いプラットフォームにおいて、ドライバーインストール無しでPCM384kHz/32bit、DSD128(DoP)の再生に対応しています。また、FiiO Music Appなどの対応アプリや、ドライバーをインストールしたWindows PCなどではDSD256(Native)の再生をサポートしています。
筐体は金属製を採用し、高い質感を感じることができます。金属筐体を採用したことにより放熱性が向上し、長時間の再生でも安定した使用が可能です。本体にはステータスインジケーターが搭載され、オーディオフォーマットとサンプリングレートをLEDのカラーで視覚的に確認することができます。
Androidアプリ「FiiO Control」を使用することで、5種類のフィルターの選択、ゲインのHigh/Low切替え、チャンネルバランス調整などをおこなうことが可能です。
推奨インピーダンスは16~300Ω、周波数応答は20Hzから50KHz(±0.05dB)、出力は112mW(16Ω、THD+N<1%)、153mW(32Ω、THD+N<1%)、54mW(300Ω、THD+N<1%)、27mW(600Ω,THD+N<1%)です。
ケーブル装着済み入力端子を除く本体サイズは約幅40×高さ15×奥行き12mmで、本体重量は約12.3gです。付属品として、USB Type-A to Type-Cアダプター(Type-Cモデルのみ)、
USB Type-A to Lightningアダプター(Lightningモデルのみ)などが同梱されます。
4.4mmのバランスヘッドホン出力端子を搭載したコンパクトなバスパワー駆動の高性能USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「FiiO KA2」で、高音質なサウンドをいつでも楽しみませんか。
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