格安SIMの知名度も上がってきて利用者が増えるとともに、同時に中古スマホの注目度も上がってきています。
3月には中古スマホを扱うTSUTAYAやゲオなどが参加し、中古端末の流通過程の透明化を促し、国内の中古スマホの流通量の拡大を目指す業界団体も立ち上がりました。
格安SIMを契約するときに格安スマホを購入するのではなく、スマホ代を安くするために中古スマホを購入して使う方法を考えている人もいると思います。
「こんなはずじゃなかったのに!」とならないように、中古スマホを購入するときに気をつけなければいけないことは何でしょう。
SIMロックがかかっているスマホ端末
ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルが販売したスマホには「SIMロック」がかけられています。
「SIMロック」がかかっているスマホの場合、スマホとSIMカードが同じ回線を使っていないと使用できません。ドコモが販売した「SIMロック」スマホであれば、ドコモ回線を利用した格安SIMでないと使うことができないということです。
「SIMロック解除」は、基本的には契約者本人である必要があるので注意しましょう。
SIMフリーのスマホ端末
もともとSIMロックのかかっていない「SIMフリースマホ」と、「SIMロック解除」されたスマホがあります。
格安SIMがauの回線を使っている場合、auで販売された端末でないと音声通話できない場合が多いので注意しましょう。
また、スマホ端末が対応している周波数が利用する携帯通信回線の周波数に対応している必要があるので、契約する格安SIMの対応端末かどうか確認してから購入するようにしたほうが良いでしょう。
ネットワーク利用制限がかけられたスマホ端末
購入した中古スマホが格安SIMで対応している端末だとしても、「ネットワーク利用制限」がかけられていると使うことができない場合が多いので注意しましょう。
「ネットワーク利用制限」は、購入代金の未払いがあり払う意志がないと判断された端末や、盗難された端末、身分詐称の契約などが原因で、キャリアからネットワークの利用が制限されたスマホです。
「ネットワーク利用制限」がかけられると、一切通信ができないだけでなく、「ネットワーク利用制限」を解除することもできないため、購入時には特に注意してください。
中古ショップなどではほとんど確認されていると思いますが、ネットオークションなどは確認されていない場合もあるので自分で確認するようにしたほうがいいでしょう。
「ネットワーク利用制限」の確認方法はキャリアのホームページでIMEI番号(端末の製造番号)を入力すれば調べられます。
IMEI番号は、「設定」の「端末情報」での確認や電池パックを外したところに記載、本体裏面に刻印されていたりします。
ネットワーク利用制限の確認
必ず、中古スマホを購入する前に「ネットワーク利用制限」がかけられていないことを確認しましょう。
現在、利用制限中でなくても「△(支払中など)」の場合は購入しないほうが安心でしょう。
最後に
せっかく安くスマホを導入しようとしたのに「こんなはずじゃなかった!」とならないように気をつけましょう。
手間を掛けたくない人は、素直に格安SIMと格安スマホのセットを購入したほうがいいかもしれません。
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